海外FXゼロカットとは?追証なしの仕組みと優良業者の選び方
| 海外FX業者 | 業者情報 |
|---|---|
![]() BigBoss | 最大レバレッジ2222倍と圧倒的な約定力が魅力。 仮想通貨入出金や豪華ボーナスも充実しており、ハイレバトレーダーに人気の海外FX業者。 |
![]() XM | 豊富な口座タイプと入金ボーナス、日本語サポートも完備。 初心者から上級者まで安心して利用できる定番の海外FX会社。 |
![]() TitanFX | スプレッドの狭さと高い約定スピードが魅力で、取引コストを抑えたい中上級者に最適。 ゼロカット採用でリスク管理も安心できる環境を提供しています。 |
※本記事は2026年10月時点の情報に基づいています。
海外FXのゼロカットとは、口座残高がマイナスになっても、超過分を業者が肩代わりして残高をゼロに戻し、トレーダーに追証(追加の支払い)を一切請求しない仕組みです。簡単に言えば「どれだけ相場が暴落しても、損失は入金額までで止まる」という安全装置のことです。
この記事の要点
- 海外FXのゼロカットは、入金額を超える損失(マイナス残高)を業者が補填し、追証請求をゼロにする投資家保護の仕組みです。
- 国内FXにゼロカットがないのは、金融商品取引法第39条が損失補填を禁止し、内閣府令が追証請求を義務付けているためです。
- 欧州(ESMA)や英国(FCA)ではマイナス残高保護が法的義務ですが、多くの海外FXは規制外のオフショア法人による自主サービスです。
- 複数口座間の両建てといった規約違反と判定されるとゼロカットは適用されず、追証が復活する例外があるため注意が必要です。
- 執行タイミングやボーナス相殺順序は業者ごとに異なり、XMTrading・HFM・Titan FXなど支払い能力の高い優良業者を選ぶことが重要です。
目次
- 1 海外FXのゼロカットとは?追証なしの仕組みを解説
- 2 なぜ今ゼロカットが重要なのか?国内FXとの決定的な違い
- 3 ゼロカットの仕組みはどう動く?執行までの流れ
- 4 なぜ国内FXにゼロカットがないのか?法的背景を解説
- 5 ゼロカットは世界共通?規制と自主サービスの二面性
- 6 ゼロカットの種類と業者ごとの違いは?執行タイミング比較
- 7 ゼロカットのメリットは?3つの利点を事実で解説
- 8 ゼロカットのデメリットは?見落としがちな2つのリスク
- 9 ボーナスがある口座ではどうなる?相殺順序を解説
- 10 ゼロカットが適用されない「罠」とは?例外条件に注意
- 11 ゼロカット免除額に税金はかかる?税務上の扱いを解説
- 12 ゼロカットで信頼できる業者の選び方は?
- 13 よくある誤解・間違いは?3つのポイントを正す
- 14 海外FXのゼロカットに関するよくある質問(FAQ)
- 15 まとめ:ゼロカットを正しく理解して安全に活用しよう
海外FXのゼロカットとは?追証なしの仕組みを解説

海外FXのゼロカットとは、相場の急変で口座残高がマイナスになった際、マイナス分を業者が負担し、残高をゼロに戻す制度です。トレーダーは入金した金額以上の損失を負うことがありません。
通常、FX取引では相場が予想と逆に動くと含み損が膨らみ、一定の水準で「強制ロスカット」(証拠金維持率が基準を下回ると、システムが自動でポジションを決済する仕組み)が作動します。しかし、2015年のスイスフランショックのような瞬間的な暴落では、ロスカットが間に合わず、口座残高がマイナスに陥ることがあります。
国内FXでは不足分が「追証(追加証拠金)」として請求されますが、海外FXのゼロカットでは請求が免除されます。たとえるなら、カジノで持ち込んだチップがなくなった時点でゲームオーバーになり、追加の損失を背負わされないのと同じ仕組みです。
ゼロカットは「NBP(Negative Balance Protection=マイナス残高保護)」とも呼ばれ、海外FX業者が高いレバレッジ(最大数百倍〜数千倍)を提供できる前提となっている、投資家保護の根幹的な仕組みです。
なぜ今ゼロカットが重要なのか?国内FXとの決定的な違い
ゼロカットが重要視される理由は、高レバレッジ取引で避けられない「追証リスク」を根本から排除できる点にあります。相場の急変が増える現代市場において、損失を入金額に限定できる安心感は無視できません。
国内FXでは、法律でレバレッジが個人向け最大25倍に制限されており、かつ追証制度が存在します。つまり、相場が急変すれば入金額を超える借金を負う可能性があるのです。実際、2015年1月15日のスイスフランショックでは、国内FX市場において個人投資家の取引で、1,137件・約19.5億円もの未収金(顧客が支払えなかった損失)が発生しました(出典:金融先物取引業協会)。
一方、海外FXは高レバレッジとゼロカットをセットで提供することで、「少額資金で大きなポジションを持ちつつ、損失は入金額まで」という取引環境を実現しています。英語でのやり取りや海外送金への不安があっても、追証なしのメリットを求めて海外FXを選ぶトレーダーが一定数存在するのは、制度的背景があるためです。
近年では、金融市場のボラティリティ(価格変動の激しさ)が高まっており、要人発言や地政学リスクによる瞬間的な急変も珍しくありません。だからこそ、「ロスカットが間に合わなかった場合の最終防衛ライン」としてのゼロカットの価値が、改めて注目されています。
ゼロカットの仕組みはどう動く?執行までの流れ

ゼロカットは「ロスカットの失敗」を前提とした補完的な仕組みで、強制ロスカット→マイナス残高発生→業者による補填、という3段階で動きます。
ステップ1:証拠金維持率の低下とマージンコール
取引で含み損が膨らむと、証拠金維持率(必要証拠金に対する有効証拠金の割合)が低下します。一定水準を下回ると、多くの業者が「マージンコール」(強制ロスカットが近いことを知らせる事前警告)を発し、トレーダーに追加入金やポジション整理を促します。
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ステップ2:強制ロスカットの作動
証拠金維持率がさらに低下し、業者の定める水準に達すると強制ロスカットが作動し、ポジションが自動決済されます。
国内FXと海外FXのロスカット水準には、以下のように大きな差があります。
- 国内FX業者:証拠金維持率の50%〜100%で作動(出典:国内FX業者)
- 海外FX業者:証拠金維持率の20%前後で作動(出典:海外FX業者)
海外FXはロスカット水準が低いため、ギリギリまでポジションを維持できますが、マイナス残高に陥るリスクも高まりやすいものの、ゼロカットが「リスクの受け皿」になるのです。
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ステップ3:マイナス残高の発生とゼロカット執行
スイスフランショックのような急落では、ロスカット注文を出しても約定(取引成立)が追いつかず、想定より不利な価格で決済されて残高がマイナスになります。ゼロカットが発動することで、マイナス分を業者が補填して残高をゼロにリセットします。
重要なのは、執行タイミングが業者によって異なる点です。入金時に即座に執行する業者もあれば、翌営業日や定時にまとめて処理する業者もあります。
なぜ国内FXにゼロカットがないのか?法的背景を解説
国内FXにゼロカットがない最大の理由は、金融商品取引法第39条が「損失補填」を明確に禁止しているためです。ゼロカット(業者が顧客のマイナス分を肩代わりする行為)は、法律上の損失補填に該当すると解釈されます。
金融商品取引法第39条では、金融商品取引業者が顧客の損失を補填する行為が明示的に禁止されています(出典:金融商品取引法)。業者が顧客の損失を肩代わりすると、公正な価格形成が歪められ、特定顧客への利益供与や投機の助長につながるという考え方に基づいています。
さらに、内閣府令では、国内FX業者に対して証拠金の不足額を顧客に預託させること、すなわち追証の請求が義務付けられています。
東郷証券の事例が示す国内法の厳格さ
法律がどれほど厳格に運用されているかを示す象徴的な事例が、2019年8月に起きました。東郷証券が顧客8名の損失約6,970万円を補填したとして、経営陣が逮捕されたのです(出典:証券取引等監視委員会)。
「顧客のためを思って損失を補填する」という一見善意に見える行為でさえ、国内では刑事責任を問われることを示しています。国内FXでゼロカットが絶対に実現しない理由は、業者の良心や経営判断の問題ではなく、法律の構造にあるのです。
ゼロカットは世界共通?規制と自主サービスの二面性
ゼロカット(NBP)は、欧州・英国では法的義務ですが、多くの海外FX業者が採用しているのは規制外の「自主的サービス」であり、違いを理解することが信頼性の見極めに直結します。
ゼロカットには、大きく分けて2つの性格があります。
ひとつは、規制当局によって義務化されたNBPです。欧州証券市場庁(ESMA)は2018年に個人投資家向けマイナス残高保護を義務化しました。続いて、英国金融行動監視機構(FCA)も2019年に同様の義務化を行いました。これらの規制下にある業者は、法律によってゼロカットの提供を強制されています。
もうひとつは、オフショア(規制の緩い国・地域)に法人を置く業者が、顧客獲得のために自主的に提供するゼロカットです。日本人が利用する海外FX業者の多くが該当します。法的な強制力でゼロカットを行っているわけではなく、あくまでサービスの一環として実施しています。
サービスで提供している業者の場合、「ゼロカットを謳っていても、業者の財務体力や経営方針次第で撤回されうる」というリスクが考えられます。実際、FXDDはスイスフランショック時にゼロカットを撤回し、顧客に追証を請求しました。自主サービスである以上、いざという時に本当に執行してくれる業者かどうかの見極めが欠かせません。
ゼロカットの種類と業者ごとの違いは?執行タイミング比較

ゼロカットには「口座単位」で処理するタイプと「アカウント単位」で処理するタイプがあり、執行タイミングも「即時」「定時」「翌営業日」「手動」と業者ごとに大きく異なります。
分類軸は主に2つです。ひとつは「補填の処理単位」、もうひとつは「執行タイミング」です。以下の表で主要業者の仕様を比較します。
| 業者 | 処理単位 | 執行タイミング | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| XMTrading | 口座単位 | 入金時に即時/マイナス確定してから一定時間後 | 入金分が飲み込まれるリスクなし |
| Titan FX | 口座単位 | 翌営業日ロールオーバー後に審査 | 審査前の入金は補填に充当されるリスク有 |
| BigBoss | アカウント単位:スタンダード口座・プロスプレッド口座 口座単位:デラックス口座・MASSスタンダード口座・オメガ口座 |
補填処理・条件を満たしたのち4時間以内 | 他口座の現金・クレジットを優先相殺 |
| ThreeTrader | 口座単位 | 1営業日以内 | 審査完了前の入金は相殺される |
| HFM | 口座単位 | 自動(詳細は非公開) | 金融ライセンスの規制に沿ってゼロカットを提供 |
| FXGT | 口座単位 | 通常1時間以内 | リセット前にeWallet から資金移動すると補填されるリスク有 |
| Axiory | 口座単位 | 24時間以内 | ゼロ・マックス口座はロスカット水準0% |
処理単位の違いが資金没収リスクを左右する
「口座単位」は、マイナスになった口座だけが補填対象となり、同じ名義の他口座には影響しません。XMTradingやFXGTはこのタイプで、1つの口座で大損しても別口座の資金は守られます。
一方、BigBossの一部口座は「アカウント単位」で処理されるため、ゼロカット執行前に同一アカウント内の他口座の現金・クレジットが優先的に相殺されます(出典:BigBoss マイナス残高について)。複数口座に資金を分散している場合、意図せず別口座の資金が使われる点に注意が必要です。
執行タイミングの違いが「追加入金の罠」を生む
最も実務上重要なのが執行タイミングです。Titan FXは翌営業日のロールオーバー(日をまたぐ際の処理)後に審査を経て実行します(出典:Titan FX ゼロカット制度について)。ThreeTraderは日本時間20時頃に手動で審査・リセットを行います。
ゼロカット執行前に追加入金すると、マイナス残高の穴埋めに吸い込まれてしまいます。対してXMTradingは入金時に即座にゼロカットが執行されるため、穴埋めにされるリスクがありません。
ゼロカットのメリットは?3つの利点を事実で解説
ゼロカットの最大のメリットは、損失が入金額までに限定され、どれだけ相場が急変しても追証(借金)を負わない点です。以下、具体的に3つの利点を挙げます。
1. 損失を入金額に完全に限定できる
ゼロカットがあれば、相場がどれだけ逆行しても失うのは入金した資金だけです。スイスフランショックでは国内投資家に約19.5億円の未収金が発生しましたが、ゼロカット対応の海外FXであれば、「借金」を背負うことはありませんでした。リスク管理の観点で、損失の上限が明確なのは大きな安心材料です。
2. 高レバレッジと組み合わせた資金効率の高さ
海外FXは最大数百倍〜数千倍のレバレッジを提供します。FXGTは最大5000倍を謳っています。高レバレッジは本来ハイリスクですが、ゼロカットによって損失が入金額に限定されるため、少額資金で大きなチャンスを狙う戦略が成立します。ロスカット水準も20%前後と低く、ギリギリまでポジションを維持できます。
3. 回数制限なく繰り返し保護される
多くの業者でゼロカットの適用回数に制限がありません。FXGTは回数制限なしを明記しています。一度ゼロカットされても、再入金すれば同じ保護を受けながら取引を再開できます。メンタル面でも、「最悪でも入金額で済む」という前提で取引できる効果は小さくありません。
ゼロカットのデメリットは?見落としがちな2つのリスク
ゼロカットには明確なデメリットも存在します。「追証がないから安全」と安易に考えると、かえって大きな損失を招きます。以下の2点は必ず理解しておきましょう。
1. ハイレバレッジによる資金喪失スピードの速さ
ゼロカットは「入金額まで」は守りますが、「入金額そのもの」は守りません。高レバレッジで取引すれば、わずかな逆行で入金額の全額を一瞬で失う可能性があります。損失が限定されるからこそ無謀な取引に走りやすく、結果的に資金を溶かすトレーダーが後を絶ちません。
2. 自主サービスゆえの撤回・不履行リスク
オフショア法人のゼロカットは法的義務ではなく自主サービスです。業者の財務体力が不足していれば、スイスフランショック時のFXDDのようにゼロカットが撤回され、追証を請求されるリスクがゼロではありません。業者選びを誤ると、肝心な時に保護されない恐れがあります。
ボーナスがある口座ではどうなる?相殺順序を解説
ボーナス(クレジット)が付与された口座でマイナス残高が発生した場合、まず現金残高、次にボーナスの順で損失補填に充てられ、それでも足りない分にゼロカットが発動します。
ゼロカット発動までの順序の理解は、実務上とても重要です。XMTradingでは、残高がマイナスになると現金残高の次にボーナスが消費される仕組みになっています。
具体例で見てみましょう。現金10万円+ボーナス5万円の口座で、15万円を超える損失が出たとします。まず現金10万円が消え、次にボーナス5万円が消え、残った超過分がゼロカットで補填されます。結果として口座残高はゼロになり、追証は発生しません。
一方、BigBossのスタンダード口座ようなアカウント単位で執行されるケースでは、執行前に同一アカウント内の他口座の現金やクレジットが優先的に相殺されます。「別口座のボーナスは無事だろう」と考えていると、意図せず消費されてしまう可能性があるため、資金とボーナスの配置には注意が必要です。
ボーナスを温存したい場合は、ハイリスクな取引を行う口座とボーナスを貯める口座を、処理単位の仕様を踏まえて分けるといった工夫が有効です。
ゼロカットが適用されない「罠」とは?例外条件に注意
ゼロカットは万能ではなく、規約違反と判定された取引や、特定の執行タイミング前の追加入金など、いくつかの条件下では適用されなかったり、資金が吸い込まれたりする「罠」が存在します。
正規の業者でルールを守って取引していれば、ゼロカットによって実質的に借金は免除されます。しかし、以下のケースでは適用外になる、あるいは不利益を被る可能性があります。
罠1:複数口座・複数業者間の両建て
同一業者内の複数口座、または異なる業者間で両建てを行い、片方を意図的にゼロカットさせて利益を抜こうとする行為は、典型的な禁止事項です。発覚すれば利益取消、ゼロカット不適用、アカウント凍結の対象になります。
罠2:執行前の追加入金による吸い込み
Titan FX・BigBoss・ThreeTraderなど、ゼロカット執行が即時でない業者では、マイナス残高が残っている間に追加入金すると、資金が補填に充てられてしまいます。ThreeTraderは審査完了前の追加入金はマイナス残高と相殺されると明記しています。追加入金は、必ずゼロカット執行後(残高がゼロにリセットされた後)に行うのが鉄則です。
罠3:経済指標・窓開けを狙った取引
重要な経済指標発表時や週明けの窓開け(土日の価格ギャップ)を狙い、ゼロカット前提で過大なポジションを持つ手法も、業者によっては規約違反とみなされることがあります。各業者のガイドラインを事前に確認しておきましょう。
ゼロカット免除額に税金はかかる?税務上の扱いを解説

ゼロカットで免除された損失超過分は、業者が負担したものであり、トレーダーが受け取った「所得」ではないため、原則として課税対象にはなりません。
ただし、取引で生じた為替差損益については、外貨建て取引として厳格な計算と確定申告が求められます(出典:外貨建取引による株式の譲渡による所得)。
確定申告の際は、先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書などの書式を用いて、損益を正確に申告する必要があります(出典:先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書)。海外FXで利益が出た場合は、税務処理が国内FXより複雑になる点を念頭に置いておきましょう。
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ゼロカットで信頼できる業者の選び方は?
ゼロカットを確実に執行してくれる業者を選ぶには、「財務的な支払い能力」「執行の仕組みの明確さ」「規制・保険の有無」など5つの判断軸で見極めることが重要です。
信頼できる業者を選ぶための5つのポイント
自主サービスであるゼロカットは、いざという時に業者が履行できるかどうかが命綱です。以下の軸でチェックしましょう。
1. 財務体力・支払い能力の高さ
スイスフランショック規模の暴落でも補填できる財務基盤があるか、「最大500万ユーロの民事賠償保険」のような賠償保険への加入は有力な判断材料です。
2. ゼロカットの撤回履歴がないか
過去に追証を請求した履歴のある業者は避けるべきです。FXDDはスイスフランショック時にゼロカットを撤回した過去があり、信頼性の観点で懸念が残ります。
3. 処理単位と執行タイミングの明確さ
口座単位かアカウント単位か、執行が即時か定時かを公式に明記している業者は信頼できます。XMTradingは入金時即時執行で入金が飲み込まれるリスクがなく、初心者にも分かりやすい設計です。
4. ロスカット水準とゼロカットの整合性
ロスカット水準0%の口座(Axioryのゼロ・マックス口座、HFMのKATANA口座など)は、証拠金が完全に尽きるまでポジションを維持できますが、ゼロカットへの依存度が高まります。自分のリスク許容度に合うか確認しましょう。
5. 日本語サポートの充実度
トラブル時に日本語で問い合わせできるかは、初心者・中級者にとって極めて重要です。ゼロカットの執行状況や規約の疑問を母国語で確認できる業者を選びましょう。
タイプ別のおすすめの考え方
- 初心者で分かりやすさ重視:入金時即時執行で口座単位のXMTradingやFXGT。入金が吸い込まれる心配がなく、仕組みがシンプルです。
- 資産の安全性・信頼性重視:賠償保険に加入するHFMなど、規制対応と財務基盤を重視する業者。
- 審査による安全性重視:Titan FXやThreeTraderのように、不正取引の審査を経てゼロカットを実行する業者。執行は遅れますが、健全性が高いです。
- 複数口座を使い分けたい人:アカウント単位のBigBossは他口座と相殺される点を理解したうえで、資金配置を設計する必要があります。
よくある誤解・間違いは?3つのポイントを正す
ゼロカットには誤解が多く、「追証がないから絶対安全」「全業者が同じ仕組み」といった思い込みが、思わぬ損失につながります。代表的な3つを正しておきます。
誤解1:「ゼロカットがあれば絶対に損をしない」
実際は入金額全額を失う可能性があります。ゼロカットが守るのは「入金額を超える損失」だけです。入金額そのものは、高レバレッジで取引すれば一瞬で消えることがあります。損失の上限が明確なだけで、資金が減らないわけではありません。
誤解2:「どの業者もゼロカットの仕組みは同じ」
実際は処理単位も執行タイミングも大きく異なります。XMTradingは入金時即時・口座単位、BigBossの一部口座はアカウント単位、Titan FXは翌営業日審査と、仕様はバラバラです。違いを知らずに追加入金すると、資金が補填に吸い込まれる事故が起こります。
誤解3:「国内FXもいずれゼロカットを導入するだろう」
実際は法律上ほぼ不可能です。国内FXにゼロカットがないのは企業努力の問題ではなく、金融商品取引法第39条の損失補填禁止と内閣府令の追証預託義務という法的構造によるものです。国内では法改正がない限りゼロカットの実現は困難です。
海外FXのゼロカットに関するよくある質問(FAQ)
海外FXのゼロカットは本当に借金が免除されるのですか?
正規の業者でルールを守って取引していれば、マイナス残高は業者が補填するため、実質的に借金は免除されます。ただし、複数口座間の両建てなど規約違反と判定された場合はゼロカットが適用されず、追証が請求される点に注意が必要です。
なぜ国内FXにはゼロカットがないのですか?
金融商品取引法第39条が業者による損失補填を禁止し、内閣府令が証拠金の不足額を顧客に預託させること(追証請求)を義務付けているためです。ゼロカットは損失補填に該当し、国内では法的に実施できません。
マイナス残高が発生した直後に追加入金しても問題ないですか?
業者によります。XMTradingは入金時に即時ゼロカットが執行されるため問題ありませんが、Titan FX・BigBoss・ThreeTraderなどは執行前に入金するとマイナス残高の補填に吸い込まれます。上記業者ではゼロカット執行後に入金するのが安全です。
ボーナスが残っている口座でマイナス残高になったらどうなりますか?
まず現金残高が消費され、次にボーナス(クレジット)が損失補填に充てられます。それでもマイナスが残る場合にゼロカットが発動し、残高がゼロにリセットされます。ボーナスは現金の次に消える資産だと理解しておきましょう。
1つの口座でゼロカットが発動すると別口座の資金も没収されますか?
業者の処理単位によります。XMTradingやFXGTは口座単位のため別口座は影響を受けませんが、BigBossはアカウント単位のため、同一アカウント内の他口座の現金やクレジットが優先的に相殺されます。
ゼロカットは何回まで使えますか?
多くの海外FX業者で回数制限はありません。FXGTは回数無制限を明記しており、一度ゼロカットされても再入金すれば同じ保護を受けながら取引を再開できます。ただし、意図的にゼロカットを悪用する取引は規約違反となります。
まとめ:ゼロカットを正しく理解して安全に活用しよう
海外FXのゼロカットは、入金額を超える損失を業者が補填し、追証という借金リスクを排除する強力な投資家保護の仕組みです。国内FXにこの制度がないのは、金融商品取引法第39条の損失補填禁止と内閣府令の追証預託義務という法的構造によるもので、2019年の東郷証券の事例が国内法の厳格さを物語っています。
一方で、日本人が利用する多くの海外FXのゼロカットは、欧州(ESMA)や英国(FCA)のような法的義務ではなく、オフショア法人の自主サービスです。FXDDがスイスフランショック時にゼロカットを撤回した事例が示す通り、業者の財務体力や信頼性によって履行されない可能性がある点を忘れてはいけません。
ゼロカットを安全に活用するための要点を最後に整理します。
- 損失が限定されるのは「入金額を超える分」だけで、入金額そのものは失う可能性がある
- 執行タイミングは業者ごとに異なり、即時でない業者では追加入金が補填に吸い込まれる
- 複数口座両建てなどの規約違反は、ゼロカット不適用・アカウント凍結の対象になる
- 財務体力・保険・撤回履歴・処理単位・日本語サポートの5軸で業者を選ぶ
- 海外FXの利益は総合課税の雑所得として、国内FXとは別の税務処理が必要
ゼロカットは「損失を限定する安全装置」であり、「利益を保証する魔法」ではありません。仕組みと例外条件を正しく理解し、信頼できる業者を選んだうえで、計画的なリスク管理とともに活用することが、海外FXで長く取引を続けるための鍵となります。
著者(Rank FX 執筆者)
編集部
Rank FX編集部は、「海外FXをもっと安全に。」をコンセプトに情報発信を行っています。
FX取引にある程度慣れてくると、より高いレバレッジや多様な取引環境を求めて、海外FXブローカーに関心を持つ方が増えてきます。しかし、日本語対応で信頼できるライセンス取得済みの業者を見極めるのは容易ではありません。
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